手芸歴のある人向け クロスステッチはじめの一歩

刺しゅうをやってみたいんだけど、どんなキットがいいのかな?
手芸店に行っても、これがいい!というキットが見つからない。
ネットで注文しよう!としたけど、どれがいいのか分からない。
初心者向けとはあるけど、どうなのか?
これならできると思ってキットを買ってみたけど、
うわー大変できない、どうしようと悩んでいる。
教室に行くほどでもないし。
みなさんそれぞれ、好みも違えば、技術も違います。
今回は手芸歴がちょっとある方向けに、選んだ本を紹介します。
対象者は少し手芸歴のある人向け
今回は「少し」手芸歴のある方向けです。
今まで色々作ってきたけど、説明書を読み自己流でも何とか形にしてきたという方は参考にしてください。
こういう方は、私の書いたことを読まなくても大丈夫だとは思いますが、
あれこれ調べるより手取り早いという感じで、参考にしていただけると嬉しいです。
一つ完成させて楽しみを味わっていただきたいので、細かいことは書きません。
どこからどうやって初めていいのか分からない方には、少し難しいと思います。
超初心者の方向けは、新しいブログで紹介しています。
材料費4,000円〜5,000円
書籍2,000円程度「フランスのノエルでときめくクロスステッチ」
刺繍糸、110円前後×5色程度1(351 349 989 987 3345)
刺繍布1,000円前後(大きさによります)アイーダ14カウント
クロスステッチ針22番300円程度
メーカーや内容、販売店により価格は前後します。
今回は、手芸歴のある方向けということで、キットを使わない方法をお伝えします。
レッスンでキットを使っていたのですが、布が小さい、刺繍糸が短い、針が太いなどの、初めて作るには、少しやりにくさを感じることが多くありました。
キットは、必要な分量の材料をセットにしてある為、これは仕方のないことです。
大きい布が入っているものに挑戦しようとする、それなりの時間がかかり、すぐに完成が見えてきません。
とにかく完成が目標なので、色々と考えました。
簡単な図案も候補に上がったのですが、今回は大きな目標を薄っすら見つつ小さな作品にチャレンジするということで、いきなり難しい書籍を使っての提案をしてみました。
何が言いたいのか分からない方も出てきましたよね。すみません。
憧れの図案の中から、比較的簡単で、完成するものにチャレンジするということです。
書籍
色々と好みもあるでしょうけれど、かわいい、これやってみたいという方の多い本を選びました。
こちらヴェロニク・アンジャンジェさんの「フランスのノエルでときめくクロスステッチ」です。
この本の図案がお好みの方、ぜひ簡単な図案からチャレンジしてください。
簡単なと言われても、不安になりますよね。
はっきり言って、結構難しいです。
この本の大きな図案に憧れて指定してあるものをそのまま揃えて、そのままやってしまうと
失敗する可能性があるので、この中から簡単なものを選び、簡単な布に変えて挑戦します。
じゃあ、簡単なのってどれ?ということになるので、私が勝手に決めます。
アルファベットです。
80ページに図案が掲載されています。
使う刺繍糸の種類も少ないし、図案も20目×20目程度ですから取り掛かりやすいです。
私は「T」を選びましたが、お好きなアルファベットを選んでくださいね。
生地はアイーダ14カウント
本では、リネンという生地を使用しています。
リネンは慣れた方でも、不安に思う方がいらっしゃるくらいですからおすすめしません。
ちなみにリネンとは、次の写真のような生地です。
最初に作る時は、ジャバクロスかアイーダをおすすめしています。
次の写真で、左がジャバクロス、右がアイーダです。
どちらも穴が空いているところに、針を刺してクロスを作っていきます。
今回は14カウントのアイーダを使用してみてください。
色は白やオフホワイトのような色で、好きなものを選んでください。
なんでジャバクロスを選ばなかったのかというと、アイーダの方が上手くできた感じがするという私の個人的好みです。
ですので、ジャバクロスを選ばれても問題はありません。
刺繍糸
DMC25番刺繍糸を使用します。
次の色番号を購入します。
351 349 989 987 3345
クロスステッチ針
クロスステッチ用の針を使います。
作業開始→布の裁断
材料が揃ったら、作業を開始ですね。
アイーダを適当な大きさに切ります。
図案の大きさがあるので、不安な方はおよそでもいいので目数を数えてくださいね。
図案ギリギリではなく、周りに5センチくらい余裕を持って裁断してください。
布の大きさが決まったら、刺繍枠を使用したい方は、ここではめます。
刺繍枠は特になくても構いませんし、お試しであれば100均にもあります。
刺繍糸を50センチ程度に切ってください。
6本取りになっているものから、1本取り出し刺繍糸を二つ折りにして針に通します。
輪っかになった部分ができています。
それでは、針を使ってクロスステッチをしていきます。
図案を見ると、糸の番号ごとに印が決まっています。
記号を見て、糸番号を判断して、作業をクロスステッチをしてください。
中心から始めるのが間違いなくていいですが
自分の始めやすいところから初めてください。
玉留めはしません。
今回は次の写真のように、輪っかになった部分に最初の針を通して留めて初めてください。
同じクロスが並べば正解です。
右斜め上 /////と刺しても、一目づつクロスを作ってもいいです。
右が上の「/」が下にくるように揃えてくださいね。
こうやってクロスステッチをしていきます。
糸が残り少なくなってきたら、裏糸の下をくぐらせて切ります。
3〜5目程度で大丈夫です。
最初は少し難しい作業かもしれませんが、頑張って。
最後に太い線で示してある部分は、1本取りでバックステッチをします。
バックステッチは返し縫いのように進めてください。
布の穴から穴へ、糸を渡していきます。
さて、どうでしょう、無事完成したでしょうか?
完成品
100均で売っているミニフレームに入れてもいいですし。
針刺しにするのもおすすめです。
針刺し(ピンクッション)は、一つあると便利です。
一つ完成して、何だか楽しいわ!と思ったら、少し大きな図案に挑戦してみてください。
使った刺繍糸がまだまだ残っていると思いますので、
数色の糸を買い足せば作ることができる図案が、同じ本の中から見つかると思います。
まとめ
これを読んで、なんとなくできる感じになってきたでしょうか?
手芸歴のある方なら、それなりに出来上がるとは思います。
最初は細かいところは気にしないというのがオススメです。
最初から、細かいところを気にすると進みませんから、気にせずに。
針を刺す回数が多くなると、徐々にクロスが綺麗になってくるし、その都度、疑問も出てきます。
もっと綺麗にしたいと思った時に、やり方を変えていけばいいと思います。
他の刺繍の技法は多くありますが、クロスステッチに限って言えば、お気楽に始めて経験値とともに上達していきますよ。
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